11月に収穫したフェイジョアを追熟して食べました。
思いのほか追熟に時間が掛かりました。
生食はわずかであとはジャムにしました。
生食やジャムづくりの様子を紹介します。
目次
📄フェイジョアの収穫
📄フェイジョアの実
📄フェイジョアの膨らみ
📄フェイジョアの人工授粉
📄フェイジョアの花
📄フェイジョアの花芽
◆生食
生食は一度しかしていません。
追熟はきちんとできていたと思います。
ざらざら感もあまりありませんでした。
香りはいいんですよ。たまらないくらい。
でも、味がピンときません。
酸味が少しありますが甘味が余りありません。
プリティーグリーンという品種のせいかもしれません。
アポロとかを食べた方の感想はおいしそうな感想ばかりなので・・・
▽生食した時の切り口
少し褐色が入っているかなぁ。追熟しすぎ?食べてはそうでもありませんでした。
大きさが分かるように親指を添えました。
◆出来上がったジャム
▽小さい瓶は魚のフレークが入っていた瓶を再利用しました。
▽美味しそうに見えますか?
実が小さいのがちょうどよいような気がします。
味
美味しい。
食べるまでは心配していたんです。
生食の感じだと食べにくいかなと思っていました。
でも、甘くておいしい。
砂糖を入れすぎたのかもしれませんが、いい感じです。
食感は、イチゴの果肉が入っているイチゴジャムに近いです。
あー、でも少し甘すぎたかな。甘さにフェイジョアの味が負けているような気がします。
(甘い品種のフェイジョアなら砂糖は少なめでいい気がします)
それでも、はじめて作ったにしては満足です。
これなら人にあげられそうな出来です。
ひとりで舞い上がってしまいました。(#^.^#)
ほとんどパンは食べないので(何でジャムにした?)ヨーグルトに添えて食べます。
ちょっとした時、甘いものが欲しくなったとか、にそのまま食べても美味しいです。
◆収穫
11月10日から12月3日まで、3週間ちょっとの間で収穫できました。
毎日、数を記録していたのですが、累計はしていなくて、50個くらいかなと思っていました。
記事を書くのに足してみたら、びっくりの 102 個でした。
収穫 | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日 | 11/ 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
個 | 22 | 18 | 3 | 2 | 4 | 4 | 5 | 1 | 1 | 3 | 9 | 4 |
日 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 12 /1 |
2 | 3 |
個 | 4 | 7 | 0 | 1 | 5 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 |
こんなにたくさん人工授粉したかなぁ?
そもそも、花自体そんなにあったかなぁ??
あんなに花が落ちちゃったのによく頑張ったなぁ。
▽こんなに獲れました。おせんべいの入っていた缶にキッチンペーパーを敷いて入れておきました。
◆食べごろの見極め
品種によると思いますが、我が家のプリティーグリーンは食べごろの見極めが難しいです。
「追熟は、15〜20℃の室温で3〜10日ほど行うと良いようです」
と以前のブログに書いたのですが、なかなか食べごろが見極められません。
甘い香りはするのですが、実が全然柔らかくならず、しわも出てきません。
10日どころか一月も経ってしまいました。
条件は3つだったのですが、それぞれの所感です。
- 甘い香りがする
⇒香りは少しすると香ってくるのですが、他の要件がそろいません - 外側を軽く押してみて、少し柔らかくなった
⇒柔らかさの判断がよくわかりません
柔らかくなっているような、いないような - 皮に少ししわが寄ってくる
⇒これが一番目安になるような気がします
12月19日、痛んだ実を見つけたのでジャムを作ることにしました。
痛んだ実は2つで済みました。もっと痛んでいるのではないかと心配して作り始めました。
収穫に3週間も差があるので、まだ早いかなと思う実もありました。
▽左はまだ少し早かったかな 右のくらいしわが出てくるといい感じみたいです
▽痛んじゃった実はこんな感じです 痛々しいので小さく
▽最後まで頑張っていた実です 約 5cm の大きさです これが一番大きかったかな
◆フェイジョアジャムの作り方
◇材料
◇レシピ
◇作業工程
▽瓶を煮沸消毒します
鍋の底に布巾を置いて水の状態から瓶を入れて沸騰させます
そうすると瓶が割れないそうです
沸騰後、鍋から出して乾かします▽実をくり抜きます
▽くり抜いた実です
途中、少し生食しながらの作業です
くり抜いた後に果肉が残っているとついついスプーンですくって食べてしまいます
たまに甘いのがあって、またつまみ食い
写真を撮りながらでしたけど小一時間かかりました▽実がくり抜けました 400g です
写真だとバナナに見えて仕方がない
▽砂糖を加えます
実の重さが 400g でした (100個で400gって、1個4gしかないの?)ので
砂糖はその半分の 200g を加えました▽煮詰めます
レモン汁も入れます
灰汁が出るので時々取ります▽瓶に詰めます
瓶詰の作業の写真を撮るのを忘れました
暖かいうちに瓶に入れ脱気しました
ふたが凹んだように思うのでうまくいったかな?直ぐに食べちゃえば脱気に神経質になる必要はないですよね
◆煮沸消毒
煮沸消毒について簡単にまとめておきます。
- 瓶を洗剤で洗う
- 鍋底に清潔なふきんを敷く
瓶と鍋底がぶつかって瓶が割れるのを防ぐため - 瓶を入れて瓶が完全に浸るまで水を入れる
水から始めないと瓶が割れることがある - 強火にかけ、沸騰したら沸騰が続くくらいに火を弱める
- 沸騰した状態で 5分以上 加熱を続ける
- 火を止めてトング等を使って取り出し、清潔な場所で乾燥させる
※プラスチックの場合は沸騰してから入れる
※ふたは瓶と別に短時間(5秒)加熱にする
ふたを長時間加熱すると、さびやパッキンを痛める原因になるため
◆瓶詰と脱気
瓶詰する場合に正しく脱気と煮沸消毒をすると1年くらい保存できるそうです。
- 温めた瓶を用意する
- 瓶に煮詰めた熱いジャムを入れて、ふたを軽く閉める
力一杯ではなく軽く、スカスカではダメ
内容量は9割くらい - 1分程度待つ
- ふたを緩めて脱気
完全にあけてはダメ
「シュッ」という音が聞こえる場合もある - ふたをすぐ締める
こちらはきつく締める - 念のため煮沸消毒
鍋に瓶が浸かるくらいのお湯を入れ、10分から15分ほど煮沸殺菌します
うまくいくとふたが凹みます。ふたにも依るので参考まで。
今回、脱気がうまくいったかどうかはよくわかりませんでした。
ジャムの熱で脱気するのではなく、ジャムを詰めてから煮沸消毒後に脱気してもいいような説明も見つけました。
できるだけ簡単な方がいいのでもう少し勉強です。
◆瓶の種類
ジャムを詰める瓶には、主に二種類あります。
ツイストキャップと呼ばれるものが主流のようです。
ツイストキャップの瓶って密閉できないようなイメージだったのですが、間違っていました。
ツイストキャップ
ひねるだけで開閉できるのがジャム瓶でお馴染みのツイストキャップです。 脱気されていても開封が容易な点が長所です。 またスクリューよりもすっきりとした外観で人気があります。 ちゅうくうwebSHOP店番日記
スクリューキャップ
スクリューキャップはクルクルと回して開閉します。 軽い力で開閉できるため正露丸などの薬品瓶もスクリューキャップが使われています。 ただ脱気をして締め過ぎたりすると開封に苦労します。 キャップの巻き締め条件がシビアではなく、使い易さが長所です。
ちゅうくうwebSHOP店番日記
◆さいごに
フェイジョアのプリティーグリーンという品種はジャムに向いているのかもしれません。
本当においしい。長く食べられるのもいいですね。
挿し木したフェイジョアの写真を載せていませんが、まだ枯れずにがんばっています。
根が出ているか確認していないのですが、いい方に考えています。
ブログをはじめて、フェイジョアを育てている方がこんなにも多いのかと、驚いた一年でした。
フェイジョアなんてみんな知らないだろうと思っていたのが恥ずかしいです。
私がフェイジョアを植えた頃は情報は少しでした。
今は、個人で情報発信できるようになって、フェイジョアの情報も沢山あります。
ジャム作りや煮沸消毒など、ブロガーさんの発信された情報のおかげでできたものばかりです。
ブロガーさん、ありがとうございます。
一年を通してフェイジョアのその時々をお伝えしてきました。
来年も同じような記事を投稿していいのか、今から悩んでいます。
フェイジョア自体は毎年変化があるのでしょうが、何か一味加えてお伝えしたいものです。
来年までに思いつけばいいのですが・・・
この記事が今年最後の投稿です。
これまでのご訪問やスター、ブックマーク、コメントなど、ありがとうございました。
皆様、良いお年をお迎えください。
◆参考
- 煮沸:これで完璧!ジャム瓶の煮沸・密閉の方法♪ | ムリョク発電
- 瓶詰:ジャムをビン詰めして長期保存するための脱気・殺菌方法 / icoro
- 脱気:ジャム瓶等のガラス瓶の脱気について
- 瓶の種類:ちゅうくうwebSHOP店番日記 : ツイストキャップとスクリューキャップの違いは??