プログラムでおかえしできるかな

定年を過ぎて何かの役に立てないかなと始めた元SEのブログです

Notionデータベースの作り方【Notionデータベース】

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Notionのデータベース機能の作り方を紹介します。

はてなブログの記事の管理をNotionのデータベース機能で作成しました。
その時の作り方を整理してNotionデータベースの作り方を紹介します。

実際に作ったデータベースを、デモの記事と使い方の記事に分けて紹介しています。良かったらご覧ください。

【Notion関連記事】

日本語対応 Notion が日本語対応されました。
それに合わせて記事内容も修正しています。
Notion を日本語表示にする方法はこちら(記事内)で説明しています。

更新:2022-04-15

目次

■概要

Notion がかなり便利だという記事を見かけるようになりました。
記事を読んでいるとデータベース機能に興味を持ちました。

そこで、実際に自分で動かしてみました。

その時の経験を簡単にまとめたので、紹介します。

エクセルのシートを作るイメージで大丈夫だと思います。

■作成の流れ

Notion はざっくり言うと、バインダノートのように新しいページを作り、そこにメモのように書きたいことを入力していくというものです。

データベース機能は、作成した1ページの中にアドレス帳を作るようなイメージです。


【作成の流れ】

  1. 新しいページを作成
    画面左のサイドバーの下の方の「ページを追加」をクリックするだけ

  2. ページをテーブルにする
    出てきた画面の「テーブル」をクリックするだけ
    クリックすると デフォルト テーブルビューが作成され表示されます

  3. データソースを選択
    選択肢が表示されていない場合は、「データソースを選択」をクリックします
    「新規データベース」をクリックします

    追加:2022-04-03

  4. テーブルにプロパティを追加
    エクセルの表をイメージして、列として表示したいものをプロパティとして追加します

  5. ビューを追加
    デフォルトではエクセルの表のような表示形式だけなので、必要に応じて別の表示形式を追加します

デフォルト テーブルビュー

■プロパティ

プロパティとは、デフォルト テーブルビューに出てくるカラム(列)のことです。
プロパティは後からビューの中で非表示にすることができます。まずは、デフォルト テーブルビューで非表示にせず定義します。

次の手順で必要なプロパティを追加します。

□プロパティの追加

カラムの見出しにある「+」をクリックするとプロパティを追加します。
プロパティを定義する画面が表示されるので名前を入力し、タイプを選択します。

  • プロパティ名
  • プロパティのタイプ

デフォルト テーブルビューにある「名前」はアイテム(1行のこと)の名称で「名前」という文字はクリックすることで変更できます。
※同じく「タグ」は デフォルト テーブルビューに初めから用意されているプロパティでこのまま使う必要はなく、修正削除できます。

□基本的なプロパティのタイプ

  • テキスト:テキスト(文字)
  • 数値:数値
  • セレクト:一つだけ選択するドロップダウンメニュー
  • マルチセレクト:複数選択できるドロップダウンメニュー
  • 日付:日時(開始と終了を設定することも可能)
  • ユーザーワークスペース内の他のユーザへのメンション(またはタスク等の担当割り当て)
  • ファイル & メディア:ファイルをアップロードするか、画像などのリンク
  • チェックボックスチェックボックス
  • URL:URL(クリックするとリンク先を表示する)
  • メール:メールアドレス(クリックするとメール編集画面が立ち上がる)
  • 電話:電話番号(クリックすると携帯やPCで電話発信画面が立ち上がる)

ワークスペースは未調査です。
参考:プロパティの詳細(ヘルプサイト)

更新:2022-04-15

□プロパティの削除

不要になったり間違った場合、プロパティを削除できます。
デフォルト テーブルビュー(テーブルタイプのビュー)でカラムの見出しをクリックして、出てきたメニューの「プロパティを削除」を選択します。

□プロパティの修正

プロパティの修正は、カラムの見出しをクリックするとダイアログが出るので「プロパティを編集」を選択します。
追加と同じようなダイアログが出て、名称、タイプの変更が可能です。

■ビュー

ビューとはプロパティの見せ方を変えたものです。
Notion によってひな形が用意されているので、どの見せ方が必要か判断して追加します。
見せ方に加えてフィルターやソートを指定したものをビューとすることができるので、良く使用する条件はビューとして作成しておくと良いと思います。

【ヒント】
ビューを作る前にプロパティを作成した状態でデータを何件か入力します。
データがある状態でビューを作成するとビューのイメージがつかみやすいと思います。
手間でなければすべてのビューのタイプを使ってみると良いと思います。
ビューの削除も簡単です。
ちなみに、データは多い方がイメージしやすいと思います。

□ビューの追加


デフォルト テーブルビューの「ビューを追加」をクリックするとビューを作成するダイアログが表示されます。
一度ビューを作成すると 表示領域によって「ビューを追加」がビューの選択肢に代わります。
※さらにビューを追加するには、選択肢をクリックしてから「ビューを追加」を選択します。

  • 名称を入力
  • ビューのタイプを選択
  • 「ビューを追加」をクリック








□ビューのタイプ

  • テーブル:エクセルのような表形式のビュー
    列がプロパティとなる。1行をアイテムと呼ぶ。
    一覧表としてプロパティを見たり修正する場合に使うと良い

  • ボード:プロパティの値によってグルーピングされるビュー
    ブログのカテゴリとか、レシピの材料とか、グループ単位でアイテムを確認する場合に使うと良い

  • タイムライン:期間を表示するビュー
    アイテムの有効な期間を確認する場合に使うと良い
    ガントチャートみたいな感じ

  • カレンダー:カレンダー形式でアイテムを表示するビュー
    日にちごとにアイテムを確認する場合に使うと良い

  • リスト:エクセルのような表形式のビュー
    Tableとの違いは表上での修正ができないこと
    リストとして表示したい場合に使うと良い

  • ギャラリー:カード型のビュー
    画像を一覧表示する場合に使うと良い
    画像を表示するにはプロパティに「Files & Media」タイプのものが必要

参考:ビューのサンプルと詳細(ヘルプサイト)

更新:2022-04-15

□ビューの削除


不要になったり間違った場合、ビューを削除できます。
ビューの選択肢から削除するビューの「…」をクリックして、「Delete」を選択します。

■アイテム

アイテムーとは デフォルト テーブルビューでの1行を指します。
デフォルト テーブルビュー以外のビューでも一つの塊がアイテムです。
アイテムをクリックするとアイテムをページとして表示します。(ビューがTableタイプの場合は「OPEN」ボタンをクリック)
はじめはダイアログとして表示します。
「Open as page」をクリックするとページとして表示します。

アイテムの一番下には、普通のページと同じようにテキストや図など何でも記述できます。
コンテンツ(内容)と呼んでいます。

NotionにはWeb bookmarkといってブログカードのようにURLを表示する機能があります。
GalleryビューではWeb bookmarkを扱えないのでここに記述するという使い方もあります。


■集計

Tableビューにはカラム(列)の集計機能があります。
カラムの一番下のはみ出した部分にある「Calculate」をクリックして集計方法を選択します。
集計方法はプロパティのタイプにより選択肢が変わります。

□集計オプション

  • すべてカウント:行数
  • 値の数をカウント:入力されている値の数(例:カテゴリの数)
  • 一意の値の数をカウント:その列に含まれる値の種類の数(例:カテゴリの種類の数)
  • 未入力をカウント:空の行数
  • 未入力以外をカウント:空でない行数
  • 未入力の割合:空の行の割合
  • 未入力以外の割合:空でない行の割合
  • 日付形式のオプション
    • 最も古い日付:一番古い日付
    • 最も新しい日付:一番新しい日付
    • 日付範囲:一番古い日付と一番新しい日付の差分
  • 数値 形式のオプション
    • 合計:列の値の合計値
    • 平均:列の値の平均値
    • 中央値:列の値の中央値
    • 最小:列の値の最低値
    • 最大:列の値の最高値
    • 範囲:列の最低値と最高値の差分
参照:集計の詳細(ヘルプサイト)
更新:2022-04-15

■Notionについて

Notionは、タスク、Wiki、およびデータベースを統合するマークダウンサポートを備えたメモアプリケーション及びサービス。 同社はこのアプリを、メモ作成、プロジェクト管理、タスク管理のためのオールインワンワークスペースと説明している。 同社によって提供されるクロスプラットフォームアプリに加えて、ほとんどのWebブラウザーからアクセス可能である。 ウィキペディア

■Notionのサインアップ

Notion のサインアップ(ユーザー登録すること、登録した後はサインイン)はこちらの記事を参照してください。 サイトが詳しいです。

■Notionの日本語対応

この記事を公開した時はまだ Notion は日本語対応できていませんでした。
日本語は扱えましたが、機能のメニューなどは英語でした。
2022年4月(たぶん)から日本語対応されたようです。
ブラウザの設定で自動的に言語を判断していれば、いつの間にか日本語になっていたかもしれません。

この記事の画像も日本語対応されたものに更新しました。

念のため、言語の設定方法を紹介します。

  1. サイドバーの上の方の「Setteing & Members(設定)」をクリック
  2. 「My account(マイアカウント)」が出るので「Language & region(言語と地域)」をクリック
  3. 「Language & region(言語と地域)」が出るので「Language(言語)」の右側のをクリック
  4. 言語を指定

▶英語表示の画面

追加:2022-04-15

■さいごに

Notion のデータベースの作成方法を紹介しました。
作り方は割とシンプルだと思います。
何をプロパティにして、どのビューでどう見せるか。
その辺りがイメージできれば、きっと便利なツールになってくれると思います。

既にたくさんのサンプルが公開されています。
私も記事『ブログの記事を管理する(デモ)【Notionデータベース】🔗』で公開しています。
0から作り始めても良いし、公開されているものをそのまま使っても良いし、カスタマイズしても良いと思います。

試して使えないと分かっても勉強にはなります。

あわせて読みたい 📄Notionデータベースを始めるのならCSVインポートから - CSVビューアとしても優秀 🔗
更新:2022-09-05

□ご注意

この記事は、2021年5月 2022年4月のNotionのサービスをブラウザで動作させて書いています。

■参考

投稿: 、更新: