11月30日、栃木県足利市の大岩山・行道山を歩いてきました。
足利市のホームページで「歴史のまちを望むみち」と紹介されているハイキングコースの一部。
全長6.7km、所要時間3時間30分とあるコースうちの、行道山浄因寺から大岩山毘沙門天までの長さ2.1km、所要時間90分を往復。
もみじ谷にも行ったので、あわせて紹介します。
目次
知人との約束で栃木県足利市にある行道山に登りました。
約束といっても5月に両崖山に登った時に「次は紅葉を見に行きましょう」という大雑把な約束です。
同じところではつまらないので、紅葉を見られるコースを検討しました。
足利市のサイトに「歴史のまちを望むみちハイキングコース」1 と題して行道山を回るハイキングコースが紹介されています。
紹介されているコースをそのまま歩くと元に戻らないので車で出掛けると車が置き去りです。
出発点と到着地点を結ぶちょうど良い交通機関も見つけられませんでした。
なので、同じコースを往復して元の場所に戻ることにしました。
紹介されているコースは、行道山浄因寺から足利織姫神社へ出るコースです。
全長が6.7km、所要時間210分のコースで、往復するには長いです。
両崖山から足利織姫神社へのルートは逆方向ですが5月に歩いています。
そこで、行道山浄因寺から大岩山毘沙門天までのルートを往復することにしました。
これなら、片道2.1km、90分。往復4.2km、180分でちょうどいい感じです。
更に駐車場も検討しました。
行道山浄因寺の近くには駐車場が一つしかなく、情報が不確実そうだったのでやめました。
大岩山毘沙門天の近くには、駐車場がいくつかあります。
その中でも、ハイキング向けの大岩山西公園駐車場が大岩山毘沙門天の近くにあるので、そちらを使うことにしました。
【今回のルート】
スタートは大岩山毘沙門天ですが、お寺に寄らず大岩山(剣が峰)の登山から始めました。
◆天空テラス(大岩山西公園駐車場)
大岩山西公園駐車場に車を止めて、さあ、ハイキングの開始。
その前にトイレと天空テラスからの景色を楽しみます。
▽天空テラスとそこからの景色
看板で天空テラスから見える景色が紹介されています。
看板は後から見ましょう。まずは自分の目で見つけるのが楽しいです。
▽富士山と筑波山
山梨県側から見た富士山をご存知であれば割とすぐ見つかると思います。
問題は雲に隠れているかどうかですね。
筑波山も頂上の二つ山が特徴的なので、見つけやすいですね。
デジタル40倍ズームで撮りました
朝はスカイツリーに気が付きませんでした。
帰りにまた立ち寄ったら気が付きました。
朝は富士山が良く見えて、午後はスカイツリーが良く見えるのかもしれません。
肉眼ではこんなに大きくは見えませんよ、念のため。
▽トイレと大岩山毘沙門天の案内
大岩山毘沙門天は帰りに寄ります。
※こちらのサイトの天空テラスからの景色があまりに良いので、紹介しない訳にはいきません。
良いところを知り尽くしているなという印象です。
◆ハイキングコース
大岩山西公園から奥に入っていきます。はじめは車道です。
▽大岩山毘沙門天へ行く道の案内を見ながら直進 (10:13)
▽登山口 (10:17)
両崖山の山火事があったので立てられた看板でしょうか。
ここでどちらに行くのか迷いました。
所要時間から見て左のようです。
右は巻道と言われる道のようです。
▽ここからは山道です
▽剣が峰山頂 (10:31)
▽剣が峰山頂からの景色
▽道が整っていてつい撮ってしまいました
尾根道なので途中もいい景色です。
▽だいぶ来たんですね
▽行道山山頂 見晴台 (11:00)
▽少ない紅葉をパチリ
▽左の写真のベンチで景色を眺めながら昼食
昼食は浄因寺に行ってからの帰りに食べました
普段の昼食ならおにぎり2個ですが、3個用意して全部食べました
▽この時期、落葉が多くて足元、滑り易いです
▽仏法僧峠 (11:06)
▽落葉が一杯
▽少しだけ紅葉が残っていました
▽擬木で階段が作られていて歩きやすいのですが擬木は滑るので注意です
▽寝釈迦 横たわられています (11:15)
▽他にも石仏が・・・ 遠くの山なみが綺麗
▽寝釈迦はこんな上の方にあります
▽下る時は気になりませんでしたが、登る時はきつい坂です
▽右の写真は覗き込んだ斜面です。道ではないですよ
▽浄因寺の周りには紅葉が多いです
▽浄因寺からの登り口 (11:28)
◆行道山浄因寺
山側から浄因寺に入るとお寺がどうなっているのか分からなくて写真を思ったほど撮れていません。
そういえば、大きな銀杏の木があったのに撮り忘れました。
この日、浄因寺に着くとドローンの音がしていました。
見上げるとドローンが真上に、操縦している方に「練習ですか」と伺うと「本番です」と、下野新聞(栃木県の地方新聞社)の方でした。
YouTube にこの時に撮っていたと思われる動画があったので載せておきます。
映ってるかちょっとだけ心配しちゃいました。
◆大岩山毘沙門天
早く戻れたので寄りましたが、詳細には尋ねられていません。
ホームページで調べると本坊の紅葉もきれいなようですが行けていません。
「参考」節にリンクを置きました。きれいなホームページなので確認されると良いと思います。
▽鐘楼
▽山門 上から失礼します
▽大岩山毘沙門天本堂
▽御神木
右の写真に写っている枝は、「御神木が手を差し伸べている」のだとお寺の方が話していました。
上から下に向かって左手の親指と他の指もあるように見えますね。
ガイドしてくれる方がいるんですよ。
「触ってもいい御神木は珍しい」と説明されている声が聞こえました。
そばへ行って触ってきました。御利益あるといいな。
▽ほっこり石
名前があるかは知りません。
お寺の方が「気が付きましたか? ほっこりしてもらいたくて置きました」と言われたので。
天空参道の中間くらいのところにあります。
◆ルート
ルートについては、冒頭で説明しました。
ここでは、国土地理院の地図に今回のルートを入れたので掲載します。
普通の地図に加えて航空写真の地図も載せました。
あわせて断面図も載せました。高低差が分かると思います。
今回は、5月に歩いた両崖山のコースより全体的に歩きやすかったと思います。
山の登り始めは、大岩山側も行道山側もきつくて、足が痛くなり、息も切れました。
登ってしまえばそれほど辛くはありません。
行道山の見晴台での昼食は、眺めも良くておいしく食べられました。
テーブルもあるので空いていれば広げて食べられます。
▽ハイキングルート
大岩山毘沙門天から浄因寺へのコースの断面図です。
100mを超える高低差があります。
大岩山毘沙門天側の登り口から少し平らになるまでの上り坂は、足利織姫神社の石段に近いきつさがありました。
それ以上にきつかったのは、浄因寺から寝釈迦までの上り坂です。
すっかり息が切れて、登りきったところの岩場に腰かけて休憩しました。
足利織姫神社から大岩山西公園駐車場までのルートも載せておきます。
△足利織姫神社からのルート
大岩山毘沙門天へは、車で向かう他に、男坂口または女坂口から歩いて向かうこともできます。
所要時間は30分位のようです。
▽女坂公園駐車場
▽男坂駐車場 右の写真はハイキングコースの入り口です
◆もみじ谷
思いのほか早く回れたので、もみじ谷へ行ってきました。
もみじ谷は、足利織姫神社の北側にあります。
すぐ近くに駐車場があります。ハイキング帰りなので車で行きました。
さすがに11月30日では遅かったようで、木の上の方は葉が無くなっていました。
でも、こうして写真で見るときれいですね。
写真写りのいいモミジなんですね。
余計なコメントなしで、モミジを堪能してください。
◆さいごに
Google マップのちょっと便利な機能を見つけてしまいました。
Google マップでストリートビューを見る時にドラッグする人型のアイコンをクリックするとボタンが押された状態になり、地図上に沢山の丸印が出てきます。
この丸印は360度写真が撮られた地点を示しています。
丸印をクリックすると360度写真が表示されます。
ストリートビューの様に連続した写真ではありませんが、ハイキングコースのようなところでは分岐点などの写真が提供されていて重宝します。
次、また春にでも違うコースを見つけて挑戦したいと思います。
◆参考
- 大岩山毘沙門天のサイト:
なかなか凝ったホームページになっています
パノラマVRツアーは山の上をジャンプして見に行ける感じです
日本三大・関東最古の毘沙門天 大岩山毘沙門天:栃木県足利市 - 足利市のサイト:歴史のまちを望むみちハイキングコース | 足利市 公式ホームページ