柔道、スポーツクライミング、バドミントン、バレーボールについて独り言を少し。
目次
- ◆阿部詩選手の号泣に意見する人に思うこと
- ◆柔道も減量をしているんですね
- ◆スポーツクライミングの森秋彩(あい)選手は金メダルだ
- ◆バドミントンはダブルスが面白い
- ◆バレーボールのセッターに思うこと
- ◆さいごに
◆阿部詩選手の号泣に意見する人に思うこと
感動したとか、みっともないとか、いろいろな意見が飛び交っています。
私が思うのは、心の底から泣いた時、自分ではどうにもできないということです。
泣き始めるきっかけも、泣く強さも、自分でも分からずに泣きます。
止めることもできません。
そういう泣き方を経験したことがない人は、泣くことはコントロールできると考えるのだと思います。
妻を亡くした時、病院で死亡を告げられても、お葬式で挨拶しても泣きませんでした。
理由は分かりませんが、何かが抑えていてくれたのかもしれません。
でも、号泣したことはあります。
ずっと泣けずに溜まっていたものが何かをきっかけに飛び出してくる感じです。
自分では制御不能です。
そういう泣き方を経験すると、阿部詩選手の号泣が止まらないのが理解できるんです。
◆柔道も減量をしているんですね
柔道女子48kg級の角田夏実選手。
オリンピックが始まって、最初に決勝種目のある柔道。
決勝は深夜なので観ていませんが、それまでの試合は観ました。
翌日、角田夏実選手が金メダルを取ったことを知り、すごいなと思いつつ、
YouTube を眺めていると、角田夏実選手の動画が目に止まりました。
こちらの動画です。
いやぁ、腹筋が割れてすごいです。
角田夏実選手は元々52kg級で、阿部詩選手と同じ階級だったそうです。
阿部詩選手には通算3勝1バイト勝ち越していますが、
国際大会の実績を考えると代表になれる可能性が低いので
階級を落としてオリンピックを目指したそうです。
動画を見ると減量も楽しんでやっているように見えちゃいますが、
減量をはじめた頃は厳しくて階級変更を悩んだこともあったようです。
減量って、ボクシングだけの話なのかと思っていました。
体重で階級を分けている競技では当たり前なのですね。
身体に負担がかかるでしょうから、とっても心配です。
◆スポーツクライミングの森秋彩(あい)選手は金メダルだ
パリ・オリンピックのスポーツクライミングを見ました。
女子のボルダ―&リード種目で4位とメダルにあと一歩でした。
森秋彩選手のことは何年か前から知っていました。
リード・ジャパンカップでは何連勝もしている強い選手です。
ボルダ―のルートセットに対する批判がメディアでも取り扱われているのでご存知の方も多いと思います。
この件は本当に悲しかった。
私は、スポーツクライミングになってから観るのはパリ・オリンピックが最初でした。
正直、競技方式やルールもほとんど知りませんでした。
テレビの解説を聞き、覚えながら観ていました。
競技にはボルダ―とリードの2種目があって、合計の得点で競います。
リードはロッククライミングの様に12m以上の高さまで登る競技です。
森秋彩選手はリードの方が得意で世界トップクラスの実力です。
オリンピックは、準決勝(といっても予選がないので最初の競技)ボルダ―から観ました。
ボルダ―は4つの課題があってそれぞれ25点、最大100点の競技です。
1つの課題を制限時間内に何度登り直してもよく、トップにたどり着けば完登です。
はじめにスタート地点に登り、5点、10点の中間ポイントがあります。
落下すると0.1点の減点があります。
森秋彩選手は、第1課題でスタート地点に登ることができませんでした。
足場になるブロックからジャンプして頭上にあるブロックを手でつかむのが想定された登り方です。
身長154cmの森秋彩選手は手のひら半分か一つ分くらい届きません。
それを制限時間(準決勝5分、決勝4分)内、何度も繰り返しています。
何度手を伸ばしても手が届かないところへのジャンプ。
メダルも狙える実力があるのに、最初の課題でスタート位置にもたどり着けない。
本人が一番つらいのは分かっていますが、観ている方も辛くなってきました。
私だったら(次元が違いすぎるので恐縮ですが)、メダルが遠のくこの状況に残りの競技に向き合える気がしません。
それくらい出足をくじかれたショックは大きいと思います。
スポーツクライミングはルートセッターと呼ばれる方が何人かで試合ごとにルートを設定するそうです。
解説の方の話では、以前にも森秋彩選手が登れないようなルートがあって要望を出したこともあるようです。
そんな準決勝を見て、オリンピックという舞台で観客にそんな選手の姿を見せて良いのだろうかと思っていました。
決勝では少しは考慮されるだろうとも思っていました。
でも、決勝のボルダ―を見たら、またしてもでした。
準決勝は決勝に進めればいいのでまだ許せても、決勝となると・・・
またまた当事者ではない私の勝手な思いは、「リードなんか棄権してやる」でした。
そうでもしないとルートセッターに憤りが伝わらないと思いました。
このような記事もありました。
154センチ森秋彩に立ちはだかった“0点”課題に、日本人女性初のプロクライマーは「高身長より不利であるが攻略可能」世間と「認識の違いがある」と私見!【パリ五輪】 | THE DIGEST
この記事の中で問題の課題に対して「両手同時に狙った方がいい」と綴っています。
しかし、片手を伸ばしても届かないブロックにどうやって両手でつかめというのでしょうか。
両手より片手の方がより腕が伸びるのは周知の事実です。
「スタート自体が取れない課題は20年以上前からある」とも。
そんなに長い間、何も感じないんだと思うばかりです。
競技の何たるかも知らないで批判だけするなということでしょう。
ですが、実力のある選手がスタート地点にたどり着けないという姿を見て、
何も感じない競技関係者を可哀想に思います。
観客に悲しい思いをさせる。そんな競技であっていいのでしょうか。
森秋彩選手は、「身長のせいにはしない」とけなげにインタビューに答えています。
でも私には競技中に見せた表情が本心を語っているような気がします。
本心は分かりませんが、私には何かを訴えているように見えました。
森秋彩選手の結果は、ボルダ―が39.0点で7位、リードが96.1点で1位、合計135.1点で4位でした。
決勝の成績を表にしました。
名前 | 身長 ↑ | ボルダ―詳細 | ボルダ― ↑ | リード ↑ | 合計 ↑ |
---|---|---|---|---|---|
ヤンヤ・ガンブレット① | 164cm | (25.0, 24.8, 25.0, 9.6) | 84.4 | 84.1 | 168.5 |
ブルック・ラバトゥ② | 157cm | (24.7, 24.8, 24.9, 9.6) | 84.0 | 72.0 | 156.0 |
オシアナ・マッケンジー③ | 173cm | (25.0, 24.8, 04.9, 5.0) | 59.7 | 45.1 | 104.8 |
オレアーヌ・ベルトヌ | 164cm | (25.0, 24.9, 00.0, 9.6) | 59.5 | 45.0 | 104.5 |
エリン・マクニース | 165cm | (24.9, 25.0, 00.0, 9.6) | 59.5 | 68.1 | 127.6 |
ジェシカ・ピルツ | 165cm | (24.9, 24.6, 05.0, 4.8) | 59.3 | 88.1 | 147.4 |
森 秋彩 | 154cm | (00.0, 09.7, 24.8, 4.5) | 39.0 | 96.1 | 135.1 |
徐 采鉉 | 164cm | (09.5, 04.8, 04.8, 9.8) | 28.9 | 76.1 | 105.0 |
※ボルダ―の成績順です。
※ソートできます。矢印のある列名をクリックすると降順に並びます。
◇コーチ 小林 由佳さん
スポーツクライミングを観ていたら、スタッフにきれいな方が。
ついつい誰なのか調べてしまいました。
リードをけん引してきた方なんですね。
とりあえずリンクだけ。
◆バドミントンはダブルスが面白い
バドミントンは、たまたま観たんです。
オリンピックを見始めると、今、何の競技をやっているのかなとテレビをチェック、
興味のある競技だと観てしまう感じです。
はじめは混合ダブルスを観て、次に女子ダブルスを観ました。
どちらも3位決定戦だけです。
ダブルスは、スピードがあって、その上、選手の粘りがすごくて、
決まったと思ったスマッシュやドロップショットが返ってくる
観ていてわくわくする競技です。
混合ダブルスでは相手の韓国の男子が倒れてもレシーブしてすごい打ち合いになっていました。
そんな相手にも勝って銅メダルを取れたワタガシペアはすごいです。
その流れで見た女子ダブルスは、やっぱりラリーがすごくて、
こちらは短い距離でのラリーがすごくて、 ドキドキして観ていました。
それでも連続ポイントを取られることもほとんどなく、
終始リードしていたのでシダマツペアを安心して観ていられました。
その上、ビジュが完璧で・・・(松山奈未選手談)
志田千陽(ちはる)選手。
YouTube にも動画がいろいろ出ています。
試合中の残念がる仕草をまとめたものなど、リンクは載せません。
(何かにささやかに抵抗している)
今はすっかり注目されてしまって、テレビもほっとかない感じです。
テレビ慣れしないでほしいなと思っています。
◆バレーボールのセッターに思うこと
岩崎こよみ選手、ネーションズリーグからいいトスを上げるなぁと思って見ていました。
レフトへのトスが深くて打ちやすそうでした。
そして身長もあります。
常々思っています。
どうして日本の代表のセッターは身長が低いのだろうと。
代表レベルのバレーの実態は知りません。
なので的外れなことを言っているのかもしれません。
でも、セッターの身長が低いことでどれだけまわりに苦労を掛けているかと思います。
それを補っておつりがくるくらいトスとトス回しがすばらしいということなのでしょう。
でも、国際試合を見ていると私にはそういう風にはあまり見えてきません。
身長が低いセッターがブロックに入ると相手からはそこを狙われます。
ブロックがないのに等しいくらいだからです。
そうするとミドルブロッカーはセッター側のブロックをカバーしなくてはなりません。
そうするとセンター攻撃に対するブロックがなかなか効果的なものになりません。
スパイクレシーブもボールの来る範囲(ブロックの陰にならないところ)が広くなるので拾える確率が下がります。
いいことなんてないと思います。
トスが多少ばらついても、カバーできるアタッカー陣であってほしいとも思います。
そんな風に代表の試合を見ていた私は、岩崎選手の身長を知って、やっと出てきたかなと思いました。
岩崎選手の簡単なプロフィールです。
岩崎こよみ選手、旧姓冨永、35歳。
2021年に男の子を出産した一児の母。
高校時代はアタッカー。
身長175cmのセッター。
◆さいごに
どうも気になった女子選手の紹介記事になっている気がします。
応援してあげたいという気持ちが大切ですよね。
結局、毎日何かしらの競技を観ていました。
オリンピックは観てしまいますね。
アイキャッチ画像は五輪の写真にしてみました。
この写真、よく見てください。セロテープなんです。
黄金の金属のように見えませんか。
(クリックすれば拡大します)