プログラムでおかえしできるかな

Python、フェイジョア、日常のあれこれでお返し、元SEの隠居生活。

黒部湖遊覧船ガルベ(ラストラン)でフィヨルド気分

このエントリーをはてなブックマークに追加

黒部ダムでできた黒部湖を走る遊覧船ガルベが今年2024年でラストランだと聞き、乗ってきました。
運航は、2024年11月10日までです。
ダムの見学は階段が多く息が切れます。
しかし、遊覧船は気持ちよく、黒部の大自然を満喫できます。

目次

◆遊覧船、ガルベ

遊覧船には名前が付いていてガルベです。
2024年11月10日が最後の運行です。
黒部ダムを見て、遊覧船に乗ってみて、こんなに素敵なのに終わってしまうのが本当に残念です。

▽乗船にはこんな階段を下り上りします。

お土産に黒部ダムに流れ着いた流木で作られた木のしおりを買いました。
ガルベが印刷してあります。

◆遊覧船はフィヨルド気分

ガルベには展望デッキのところから乗船します。
私は列の後方だったのか、乗り込んだ時には展望デッキに人が多く、ここではゆっくりできないと感じました。
それで船内へ。船内はベンチシートになっています。
こちらもそれなりに埋まっていて、空いていた窓際で左の前から2列目に座りました。
シートは十分広くゆっくり座れました。
成り行きで座った左側のシートですが、ガルベは右回りに遊覧するのでダムのえん堤を写真に撮るには良い席でした。
船内に流れる案内も左側にいると説明と景色があっていて分かりやすいと思います。

◇フィヨルド気分

遊覧船で走り始めると、切り立った山々、
氷河が溶けたらこんな色になるんじゃないかと思わせる水の色、
入り組んだ入り江の様に感じる山裾のライン
それらがフィヨルドを思い出させてくれます。
実物のフィヨルドは見たことがありませんが・・・
日帰りで北欧へ行ったような得した気分でした。

◇ダムえん堤

▽ガルベに乗らないと撮れない景色です。
 出発直後の左側です。
 レストハウスが右に、えん堤が左に伸びています。

▽左はガルベから、右は乗り場へ行く途中で撮ったものです。
 ガルベが無くなってもここまで行けばこんな感じの写真が撮れます。

◆立山ロープウェイ

ガルベから撮った写真です。2つのロープウェイが見えます。
写真の中心辺りと右端の真ん中辺です。
左端には大観峰駅が見えます。
何とロープウェイの小さいこと。
黒部ダムからはケーブルカーで黒部平駅まで行って乗るのですね。
全然知りませんでした。
更にロープウェイの先には立山トンネルトロリーバスがあり、立山黒部アルペンルートと呼ばれているのですね。

◆ダム放水

左から見ると放水口が二つあるのが分かります。
真上から見ると水は真下に落ちるんだなと思います。
右からはダムの壁も見えて壮大さが伝わります。

▽ダムの全容と貯水のたっぷり感
 水がたっぷりでダムの一番上からこぼれ落ちそうです。

◆外階段

上の白い建物のところから二つある階段の一番下まで約83m 1 の高低差があります。

今回、私は階段の一番下から一番上の白い建物のところまで登るルートを選択しました。

一番下から始まる最初の階段は何とか休まずに登れました。

でも、次の階段は、写真で隠れた辺りからが急で、途中、2回ほど休憩しました。

久しぶりに心臓がバクバクしている感覚を味わいました。

神社などの長い階段を登る時は太ももが上がらなくなるのですが、ここではそれはありませんでした。

とにかく息が切れます。

◆レストハウスの下で

レストハウスの下にちょっとした案内所があります。
そこで遊覧船の切符売り場がどこにあるか聞きました。
このやり取りの後、急いで遊覧船乗り場へ向かいました。
遊覧船はほぼ1時間おきなので間に合うなら急げです。

その時のやりとりです。
標準語で書きますが、実際は独特のいい方をされていました。
方言なのでしょうかね。

 ◇◇◇

「遊覧船の切符はどこで売っていますか」
「遊覧船の乗船場の近くで売っています」
「乗船場ってどのあたりですか」
指を指して「あの橋の辺りです」
「橋?」
ダム湖の方を見ても橋らしきものがすぐには見つかりません。
すると対岸に小さく吊り橋のような橋が見えました。
「あの遠くの橋ですか」
「はい、そうです」
「行くのにどのくらいの時間が掛かりますか」
「20分位です」

 ◇◇◇

▽何気なく撮ったのですが、遠くの山は立山ですかね
 雲がかかっていない立山を見られるのはラッキーなんでしょうか




▽レストハウスのアーチダムカレー1100円
 私にはは少し辛かったです。家ではもっぱらバーモンドカレーの甘口なので。
 メニューには甘口のカレーもありました。そっちにしておけばよかったなぁ。
 「席を取ってから食券を買ってください」とあったけど、心配性の御一人様には無理。

◆扇沢駅と電気バス

黒部ダムには車で行きました。
群馬方面から長野インターで降りて扇沢駅まで来ました。
ナビだと麻績インターで降りるように出るのですが、県道55号線は狭いらしいのと、黒部ダムオフィシャルサイトの地図でも長野インターと安曇野インターが記載されていて麻績インターは記載されていないので長野インターで降りることにしました。
狭い道もほとんどなく、良い選択だったと思います。

駐車場は無料駐車場を利用しました。
混雑日ではないのですが、11:30頃に着いて空きは2台分でした。
駐車場から扇沢駅まで歩きます。
写真の道を進みます。
ここ、すごい坂なんです。
扇沢駅に着くまでに一度立ち止まって息を整えました。
バスの切符を買う時もまだ息が切れていました。

▽駅舎から撮った駐車場です。写っているところは全部有料駐車場です。
 右は電気バスです。

◆さいごに

遠い昔、会社の先輩に黒部ダムへの旅行に誘われたことがありました。
その時は家族を置いて自分だけ旅行に行くのがためらわれて断りました。
当時、遊覧船が運航していたかどうかは知りません。
今回、遊覧船が今年限りでなくなることを知り、行くなら今年だと思いました。
それも紅葉が始まる前でないと混んでしまう。
黒部ダムオフィシャルサイトの混雑予想で「比較的すいてそう」の期間に行くことにしました。
今年は紅葉が遅く、10月に入っても色づき始めていないので混雑も遅れているのでしょう。
無職の私は、天気予報で確認し、晴れそうな平日に出掛けることにしました。
当日は、天気予報では午後遅くなると曇る予報でしたが、訪問中ずっと良く晴れていました。なかなかの晴れ男ぶりです。
ただ残念だったのは黒部ダムの放水による虹が見られなかったことです。
多分、午前中が良いのだと思います。
午後、レインボーテラスでは逆光になるので虹は無理だと思いました。
太陽を背中にしないと虹は見えないですよね。


あわせて読みたい 📖 宝徳寺の床もみじと風鈴まつり 🔗

◆参考

投稿:

  1. 国土地理院の地図で断面を切って計測しました。