Googleサーチコンソールでブログ内の特定のページの検索ワードを確認する方法を紹介します。
Googleサーチコンソールを使えば、どんな検索ワードで検索されているのかがわかるという説明をよく見ます。
でも、Googleサーチコンソールを見てもブログ全体で検索された検索ワードが分かるだけで、特定のページで使われた検索ワードは分からないよな、と思っていました。
それは、見方を知らなかっただけでした。
目次
◆特定ページの検索ワードを知る方法
簡単に説明すると特定のページでフィルターをかけてからクエリ(検索ワード)を確認します。
ここで紹介した以外にも、フィルターを直接設定することもできます。
◇手順
- 「レポート全体」をクリック(サマリー画面の検索パフォーマンス枠)
- 「ページタブ」をクリック(検索パフォーマンス)
- 調べたいページ(URL)の行をクリック
調べたいページが表示されていない場合:
最下部の「>」をクリックしてページを切り替えて探す - 「クエリタブ」をクリック
- 「平均CTR」と「平均掲載順位」をクリック
- 「クリック数」「表示回数」「CTR」「掲載順位」をクリックして並び順を切り替える
◇手順を画像で
「平均CTR」と「平均掲載順位」を表示するためにクリックします
◆特定ページの検索パフォーマンスを分析してページを改善
特定ページに絞り込んだクエリを見てページを改善します。
どうしてこの検索ワードでクリック数が多いのだろうとか、少ないのだろうということをいろいろ思い悩むところが始まりです。
本ブログの記事『Notionデータベースの作り方【Notionデータベース】 』を例に悩んでみたいと思います。
※改善方法は個人的な考えです。参考と考えてください。
◇クリック率(CTR)が低い
はじめにクリック率とは、 クリック率(CTR) = クリック数 ÷ 表示回数
検索結果にサイトが表示された時にどのくらいの割合でサイトを見てもらえたかということですね。
クリック率が低いということは、タイトルや検索結果に出る要約(スニペット)がユーザーの興味を引いていないことになります。
興味を引くような要約(スニペット)にしていけば、クリック率が上がると考えられます。
ただし、要約(スニペット)はGoogleが編集しています。
基本は記事の冒頭の文ですが、そうでない場合もあります。
まずは、冒頭の文を工夫してみることになると思います。
◎表示回数が多いのにクリック率(CTR)が低い
表示回数が多いのにクリック率(CTR)が低い場合を考えてみます。
▽検索パフォーマンスの表示(表示回数の降順)
Googleサーチコンソール
▶クエリ「notion データベース」を見てみます。
表示回数は3259で高いです。クリック率は2.8%と低いです。
▽クエリ「notion データベース」Google検索結果
Google検索
要約(スニペット)に「Notionのデータベース機能の作り方を紹介します。はてなブログの記事の管理をNotionのデータベース機能で作成しました。その時の作り方を整理し…」とあるのは該当記事の冒頭の部分です。
「はてなブログ…」は無駄な情報のような気がします。
それよりプロパティやビューについて記述されていることが分かるような記述にする方がクリック率が上がるかもしれません。
▶もう一つ、クエリ「notion 表」を見てみます。
表示回数は584で高いです。クリック率は0%と最低です。
▽クエリ「notion 表」Google検索結果
Google検索
ユーザーは、Notion で表のように見えるものがデータベースと呼ばれている事を分からずに検索していると推測します。
「表=データベース」という説明を入れるとクリック率が上がるかもしれません。
◎掲載順位が高いのにクリック率(CTR)が低い
掲載順位が高いのにクリック率(CTR)が低い場合を考えてみます。
▽検索パフォーマンスの表示(掲載順位の昇順)
Googleサーチコンソール
▶クエリ「notion データベース 追加」を見てみます。
掲載順位は3.1で高いです。クリック率は12.5%で低いです。
▽クエリ「notion データベース 追加」Google検索結果
Google検索
要約(スニペット)には、Notionデータベースに対するいろいろな「追加」についての記述が出ています。
この表示はGoogleが作成しています。一番下の行は大見出しを拾っています。
ユーザーは、データベースそのものを追加したくて検索したと推測します。
データベースに対しては「作る」と記述しているので「追加」という記述を入れていけばクリック率が上がるかもしれません。
◇想定外のクエリでクリック数が多い場合
記事の著者が想定していないところで読者に求められたということになります。
想定していなかった検索ワードを意識した記事に書き換えると更にクリック数が上がることが期待できます。
▽検索パフォーマンスの表示(クリック数の降順)
Googleサーチコンソール
上記の画像では、クエリ「notion ビュー 削除」は想定していない検索ワードです。
Notionデータベースの作成方法を主にした記事です。
機能の説明の中に「削除」についても触れてあります。
Googleはその部分を評価してくれているようです。
推測ですが、「削除」について触れているサイトが少ないのかもしれません。こういうところを補ってあげると掲載順位が上がるのかもしれません。
想定外ではありますが、クリック数が多いので、このままにします。
◆さいごに🦉
いかがですか、参考になったでしょうか。
この使い方は、Googleサーチコンソールを使う一番の目的ではないかと思います。
記事のインデックス登録などは、良い記事を書いて適切な導入文と分かりやすい見出しを付ければ、待っていても Googleの方できちんと評価してくれると実感しています。
いずれにしても記事のタイトルと要約(スニペット)は大事なんだなと再認識させられました。
要約(スニペット)は、検索ワードによって異なるものがGoogleによって作成されているのにも気がつきました。
見出しにも気を使わないといけないようです。
いくつか、「クリック率が上がるかもしれません」と記述したことについて、実践してみようかなと思っています。
いずれ、この記事を更新してお知らせできると良いのですが。
Googleサーチコンソールの使い方の一助になれば幸いです。
◆参考
- Googleサーチコンソールヘルプ:検索パフォーマンス レポート - Search Console ヘルプ
- Googleサーチコンソール解説:【2022年版】Google サーチコンソール の使い方。ウェブサイト改善のための活用術! | ウェブ解析士ナレッジ