「とうもろこし」を1本だけ茹でるのであれば、この方法がいいですよ。
味もさることながら、ひげがきれいにとれるのが感激ものです。
味だって、おいしいです。
せっかく「とうもろこし」を食べるなら胚芽も食べるといいですよ。
「とうもろこし」は入手したらすぐに茹でた方が良いので、たくさん入手するとたくさん茹でなければなりません。
そうなると、どうしても鍋で茹でることになります。
でも、1本だけを電子レンジで茹でると、とてもおいしく茹で上がります。
茹でるのは、電子レンジで5分間チンするだけです。
すごいのはこの先。
「とうもろこし」の頭を切って中身を抜くだけでひげがほとんど残りません。
食べやすさも抜群です。
残りの「とうもろこし」は、皮付きのまま冷凍保存すれば大丈夫です。
目次
■「とうもろこし」の茹で方
- 材料:皮付き「とうもろこし」1本
皮が多い場合は少し剥く
緑の濃い皮は剥きます。「とうもろこし」を皮付きのまま電子レンジ(500-600W)で5分加熱。ラップ不要。
茎と皮の付け根から2センチほどの部分を切り落とす
端の実がもったいないですが、ひげを除くためと思いきってください。
以下、熱いうちに。
写真では切れていませんが切ります。皮の先端を熱いので布巾などで持って「とうもろこし」を押し出す(あるいは振り落す)
歯磨き粉を出すような要領で。
うまく出ない時は、熱いので包丁で実を押えて皮を引っ張ると楽です。(フォークの方が安全かも)取れた皮は半分に折って捨てれば、ひげもこぼれません。
■冷凍保存
直ぐに食べない時は冷凍保存すればひと月ほどもつそうです。
- ひげの先端をはさみで切り落とし、まわりの土汚れをはらう。
- 1本ずつラップでぴったりと包む。
- 冷凍用保存袋に入れ冷凍する。
□解凍方法(✚茹でる)
冷凍、ラップのまま、1本を電子レンジ(600W)で、6〜8分加熱する。
要は、先に紹介した茹で方より、1~3分長く加熱するだけです。
加熱した後は、同じように中身を抜き取ります。
■こんな食べ方、今はしないのかな?
「とうもろこし」を丸のままかぶりついて食べるのも豪快でいいのですが、
好みの食べ方は、丁寧に手でむしり取って、きれいに食べる食べ方です。
こんな感じ
まず、1列だけ食べます。歯で1列だけになるように気を付けて食べます。
多少、実の下の方が残っても問題なし。
※お子さんの場合、「とうもろこし」を半分に折ると丁度いいかも。
※その場合、茎側(太い方)が食べやすいです。次からは、親指で実の列を倒すように取り、食べます。
※少し冷めてからの方が取りやすいです。慣れると実がつながったままとれるようになります。
子供の頃は、どれだけ長くつながって実が取れるか競って遊びました。
少しずつ剥がすようにすると指の長さより長くつなげることもできます。▼この日はいちばん長いのが13粒でした
食べた後もこんなにきれいです。
いかがですか。
最近、こうやって食べているのをあまり見かけません。
やっぱり、面倒なのでしょうかね。
私が子供の頃は、粒を長くつなげて取りたくて、うまくいかないと何度もやり直して、結構、これで根気が付いた気もします。
また、歯で1列取るのが難しくて苦労した記憶があります。
■胚芽
紹介した食べ方で何がいいかといえば、「とうもろこし」の胚芽を食べられることです。
胚芽には、栄養分がたくさんあります。
主な成分は炭水化物ですが、 胚芽の部分には、脂質、ビタミンB1・B2、ビタミンEを多く含む栄養豊かな野菜です。
特に、脂肪酸の1つであるリノール酸をたっぷり含んでいることは見逃せません。
これは必須脂肪酸であり、体の健康を維持するために大変重要な成分ですが、体内で合成されないため、食べ物から摂取しなければなりません。
そしてこのリノール酸にはコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化の予防にも役立ちます。トウモロコシに含まれるビタミン群は、 やる気を起こさせるビタミンB1、発育に効果があるビタミンB2、そして「若返りのビタミン」と呼ばれるビタミンEなどです。
ビタミンEはビタミンのなかで最も強い 抗酸化作用を持っており、血行を良くし、冷え性、肩凝り、更年期障害の緩和にも役立ちます。
トウモロコシは生活習慣病予防のためにも食べておきたい穀物です。
そしてもう1つ、意外にも多いのが食物繊維です。
トウモロコシをかじった後、歯にカスが残って困ることがあります。あれがいいのです。
食物繊維の量は 、フキ、セロリよりもずっと多く、便秘の改善や大腸がんの予防にも役立ちます。
トウモロコシの一粒一粒には、子どもの成長を促し、 また若さを取り戻すパワフルな栄養素が詰っています。
JA安房
楽しめて、栄養も取れて、好きな食べ方です。
■さいごに
昔は、「とうもろこし」の皮をむいて、ひげを取って、鍋で茹でて食べていました。
食べる時にひげの始末をしながら食べるのが本当に面倒でした。
でも、紹介した方法を知ってからは、「とうもろこし」をたべるのが楽しみなくらいに変わりました。
面倒な食べ方をしていますが、やりたくない面倒が減ると俄然やる気になります。
茹でた「とうもろこし」を食べるのが面倒な人や、口の周りが汚くなってしまうので敬遠している人に、実をもぎ取って渡してあげると結構食べてくれます。
ひとりで1本食べるのは多いなと思う時は、誰かに取ってあげるといいかもしれません。
□まとめ
茹で方
- 皮付きのまま電子レンジ(500-600W)で5分加熱
- 茎と皮の付け根から2センチほどの部分を切り落とす
- 皮のひげがある方を持って中身を押し出す(あるいは振り落す)
冷凍保存
- ひげの先端をはさみで切り落とし、まわりの土汚れをはらう。
- 1本ずつラップでぴったりと包む。
- 冷凍用保存袋に入れ冷凍する。
※茹でるのは冷凍、ラップのまま1本とって茹で方✚2分
■参考
- ゆで方:とうもろこしはレンジが一番。皮ごとチン、皮なしラップでチンが美味しいゆで方。 | やまでら くみこ のレシピ
- ゆで方:とうもろこしをゆでるならレンジで5分が正解!塩味の付け方、2本加熱も | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ
- 保存方法:【とうもろこしの保存】皮つきのまま冷凍すれば鮮度を1カ月キープできる | ほほえみごはん-冷凍で食を豊かに-|ニチレイフーズ
- 保存方法:冷蔵も冷凍も皮付きで! とうもろこしの正しい保存のコツとは? | 東京ガス ウチコト
- 栄養:食のはなし とうもろこし
投稿:2021-08-12