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洗面所の水栓を自分で交換【DIY】

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洗面所の水栓が水漏れするようになりました。
住宅メーカーに相談したら、水栓ごと交換を提案されました。
そのまま頼むか、ホームセンターに頼むか、結局、自分で交換することにしました。
上手く交換できたので、気をつける点などを紹介します。

目次

我が家の洗面所の水栓から水が漏れるようになりました。
大手住宅メーカーで建ててから28年、水栓としての水漏れは初めてです。
子供の頃、水栓はほとんど壊れなくて、壊れても簡単に直るものだと思っていました。
あれは、蛇口を回して水を出すタイプの水栓(水道と言った方がピンときます)の話みたいですね。
今は10年くらいで交換が業界の常識のようです。

今どきの水栓、水栓ごと交換するのであれば、DIYでできそうなのでトライしてみました。
何とか交換できたのでその報告と自分で交換する時の注意点をまとめて紹介します。

◆我が家の水栓交換

我が家の洗面所で使用していた水栓は、シャワー水栓です。
水量調節のレバーと水の出るヘッドが別々になっています。
ヘッドが伸びて洗面台で髪を洗ったりできるタイプです。

◇取り外した水栓:FM747U4 (KVK)

新築時から使っている水栓なので28年経っています。
メーカーにまだ情報が残っていました。

水栓の取り外しは、ネジが回れば素人でも自分でできるようです。
ネット時代の昨今、同じ機種の記事があると安心します。
こちらの記事が参考になりました。

◎外すのに苦労したところ

  • 水栓を固定しているところのネジの取り外し
    この部分がきつく閉まっているのと長年回していないのでネジを回すのに苦労します
    私は専用工具を購入して外しました。サイズが微妙でしたが回せました
    少し緩めれば後は手で回ります
  • 冷水側の止水栓との結合部分のネジの取り外し
    場所が狭くてモンキースパナがつっかえてしまうので何度も噛ませ直して回しました
    スパナを2つ用意して下部を固定して上部を回すのも大変でした
    古い水栓はここのネジの径が24mmと大きく工具も大きくなります
  • 温水側の止水栓との結合部分のネジの取り外し
    当初、全然回らなくて、CRE556をほんの少しかけただけで簡単に回りました
    冷水側もそうすれば楽に外せたかもしれません

▽外した水栓(これがないと説得力に欠けるかなと思い載せました)

◇取り付けた水栓:TLS05301J (TOTO)

シャワーに切り替えた時の水の出方が良さそうな口コミがあったので、こちらにしました。
他のメーカーより少し値段が高かったのですが・・・

▽仕様はこちら

◎取付で苦労したところ

  • 取付前
    • 止水栓のネジが平行ネジかテーパ―ネジか分からず困りました
      結果的に平行ネジだったようです
      一般的に止水栓の水栓側は平行ネジが使われるようです
  • 取付時
    • 給水ホースが長く、少し強引に取り付けました
      R60よりゆるく曲げなければならないのですが、多分もっと曲がっています
      今のところ問題は出ていないのですがホースの寿命が縮んでるかも

◇水漏れの症状

水を出した時に洗面台の下で水漏れしました。
レバーを止水位置にしている時は水漏れしません。
そのため水漏れしているのに気が付くのが少し遅くなりました。
水を出している時には気が付かないで、止めた時にしばらくちょろちょろと水の音が聞こえてきます。
気が付いてから確認すると水を出している時にも水漏れしていました。
即、使用禁止。

◇住宅メーカーの診断

住宅メーカーに問い合わせました。
レバーからヘッドへ水を流しているホースにひび割れが生じているのではないかという診断でした。
古いので水栓ごと交換するのが良いのではないかということでした。

◆DIYで水栓交換可能かの判断

我が家の水栓の交換について紹介しました。
水栓交換を検討している方にできるだけ機種に依らない情報を提供できればと思います。

自分で水栓の交換ができるかどうかの一番の決め手は、古い水栓を取り外せるかどうかです。
そして、新しい水栓をどんな条件で探せばいいのかを知ることです。
以下に、ポイントを紹介します。

◇旧水栓が外せるか

水栓の交換は意外と簡単です。
特に取付は簡単で、苦労するのは取り外しです。
基本的にはネジを緩めたり閉めたりできれば交換できます。
ただし、ネジの径が様々なので、径に合う工具を持っているかどうかを見極めなければなりません。
もし持っていなければ購入するかどうかです。
仮に購入しても工事費よりかなり安価で済みます。
洗面所とキッチンの2回使えればさらに割安です。(ネジの径が同じかどうかは分かりませんが)

【水栓の固定方法の種類 1

  • 下面施工
    • ナット固定式:水栓の太さのナットで固定
      サイズ:38, 37, 36, 30, 46, 47mmなど様々
    • ボルト固定式:固定用ボルトをナットで固定
      サイズ:13mm
  • 上面施工
    • ビス固定式:プレートを上から付けて本体をビスで固定

◇新水栓は何がいいか

新しい水栓を決める場合、機能的な部分ももちろん大切です。
ですが、一番気をけなければならないのは、取り付けられるかどうかです。

そのポイントは次の2つです。

  • 取付穴が合うか

    取付穴が小さい場合はそれに合う水栓を探します。
    取付穴が大きい場合はアダプターの有無を確認します。
    最近の水栓は取付寸法が37mm±2mmのものが多いです。
    ※洗面所は取付穴を35mmで規格統一しているようです。

  • 給水ホースの長さが合うか

    最近の水栓は、給水ホースを途中で切らないで接続します。
    その代わり、ある程度曲げられるようになっています。
    したがって給水ホースの長さが水栓の取付位置から止水栓までの距離と合うか確認します。
    長い場合、ホースを曲げたり止水栓の角度を変えたりして繋げられるか確認します。
    短い場合、長すぎて取り付けられない場合は止水栓側の工事が必要になります。
    これは水管を切る必要があるので業者に依頼した方が無難です。
    ※旧水栓の給水がホースのものは問題は少ないと思います。
     古~い水栓は金属管で給水しているものがほとんどで、
     その金属管を止水栓の位置で切って繋いでいます。
     そのため止水栓の位置がまちまちです。
     止水栓の位置が高いと取付位置までの距離が短く、新水栓の給水ホースが長くなってしまいます。
    ※最近の水栓は給水ホースの長さが400mm位のものが多いように思います。

◆テーパネジと平行ネジ

TOTO の TLS05301J を購入したところ、ホースと止水栓を接続するネジについて「テーパおねじ接続不可」とありました。
テーパネジなんて初耳なので調べてみました。
テーパネジに対して平行ネジがあります。
TOTO の注意文は、平行ネジに付けなさいということです。
結果的に止水栓の水栓側のネジは平行ネジでした。
(見た目がテーパネジに見えたのですが、パッキンを使っていたので平行ネジと判断しました)
ネジの違いについてまとめておきます。

  • 平行ネジ

    • ネジ部分が同じ太さのまま
    • 先端にパッキンを挟んで止水
    • パッキンが当たるように先端が平ら
    • 表記:G1/2など
  • テーパネジ

    • ネジ部分が先端に向かって細くなる
    • ネジ山にシールテープを巻いて止水
    • 表記:Rc1/2など

◆さいごに

最近というか、いつからなのか修理というと部品の交換ではなく、製品の交換になってしまった気がします。
部品も残っていないのでしょうが、取り扱っている事業者も10年経ったら交換というのが前提で話をしてくることが多いです。
気に入ったものは長く使いたいので、悪くなったところだけを直して使い続けたい気持ちが強いです。
新しく購入する時も、長く使えるようなものを選んでいるつもりです。
時代にそぐわない考え方なのでしょうかね。

住宅メーカーのメンテナンス部門の対応も変わりました。
新築したころは、何かあると部分的に対応しようとしてくれました。
今は、何かといえば買い替えを勧めてきます。
水漏れだと、水栓の交換ならまだましで、洗面所のリフォームを提案してきたりします。

どれが顧客のためなんでしょう。


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