『ばね指』と診断され、経過観察を仰せつかりました。
自分でできることを調べたので紹介します。
要因はマウスジェスチャーのようなので、それに代わるキーボード操作を調べました。
合わせて紹介します。
目次
■経過と診断と心当たり
右手の中指を曲げると引っ掛かりがあり、指の付け根が少し痛い。
そんな症状があって整形外科へ行きました。
診断は『 ばね指 』。
「使いすぎですね。なるべく使わないようにしてください」
「・・・」
「こんな風に動かせば良くなるという方法はありますか?」
「ないですね」
「・・・」
仕事柄、パソコン操作を常としてきました。
でも、キーボードは10本指で操作していたので、心当たりがありません。
人差し指の方がよっぽど使っているのに、どうして中指がばね指になったのでしょう。
使うなと言われてもむずかしいと思いつつ、
帰って、『ばね指』について検索。
「親指、中指に多く・・・」
「指の使い過ぎによる負荷のため・・・」
あれっ、気が付きました。
検索中、リンクをたどるのに、マウスの右ボタンを押してマウスジェスチャーしています。
右ボタンを、押しているのは、中指です。
これが要因なのでしょうか?
■ばね指について
□ばね指とは
指は腱によって曲げ伸ばしをすることができます。手を握ったりする強い力を発揮する筋肉は前腕にありその力を腱が伝えます。その通り道で指を曲げる屈筋腱が浮き上がらないように押さえているのが靭帯性腱鞘と呼ばれるものです。丁度、その構造はベルトとベルト通しの関係に似ています。
この靱帯性腱鞘は指に部分にありますが、それが終わる指の付け根付近に力がかかり炎症を生じやすいところがあります。 その部分の腱や腱鞘が炎症を起こし、“腱鞘炎”になり、さらに進行すると引っ掛かりが生じばね現象が起こります。 これを“ばね指”と呼んでいます。
日本整形外科学会
□治療法
自分でできる治療法には、「使わないこと」と「ストレッチ」があるようです。
こちらは腱鞘炎の治療法ですが、腱鞘炎が進行したものがばね指だし、何となくしっくりくるので、紹介します。
腱鞘炎の治療法
使い過ぎが原因であることが多く、指の曲げ伸ばしをあまり行なわないことが重要です。ひっかかるかどうかを試す動作もなるべく控えるほうがよいです。また、夜間に指を伸ばしてテーピングすると指の安静になり有効です。ただし、指を全く動かさないと、関節が固くなってしまうので、一日のうちに何度か指をストレッチしておくことが大切です。ほかにも、塗り薬で症状が軽減することもあります。それでも治らない場合は、注射を試します。注射でも症状が改善しない場合は、外科的手術を行ない厚くなった腱鞘を切開します。 恩賜財団 済生会
ストレッチした方がいいのか、使わないでそっとしておいた方がいいのか迷いますね。
□固定器具
積極的に指を使わないようにするため、固定器具1を使ってみました。
商品としては問題ないです。
でも、私の状態にはマッチしていないようで、あまり効果は感じられませんでした。
いろいろ並行して実践しているためでしょうか?
□ストレッチ
ストレッチは、勧める医療機関と勧めない医療機関があります。
こちらは、ストレッチを紹介しているサイトです。
【ばね指のストレッチ】 | なかにし整形外科|リハビリテーション科・リウマチ科|三重県伊勢市
ストレッチとして、「グーパー体操」、「指反らし体操」、「関節はさみ」を紹介されています。
私の場合、「関節はさみ」で効果を感じられています。
■マウスジェスチャー
要因をつぶそう
マウスジェスチャー2とは、マウスをドラッグすることでブラウジング操作等のPC操作を行うことです。
この時にマウスの右ボタン(設定に依ります)を使うのですが、私は中指で押しています。
これが中指の使用頻度を上げ、結果、ばね指の要因になっているのなら、止めるしかありません。
マウスジェスチャーは私にとって快適なブラウジング手段です。
マウスジェスチャーを止めるなら、代わりの快適なブラウジング手段が必要です。
やはり、キーボード操作でしょうか?
私が良く使うマウスジェスチャーでのブラウジング操作について、代わりのキーボード操作を表にまとめました。
私はブラウザにFirefoxを使用していますが、シェア1位のChromeの操作も併記します。
それよりもマウスジェスチャーの操作ボタンを左ボタンに変えるという手もありますが・・・
マウスジェスチャーで 使っていた操作 |
Firefoxのキーボード操作 | Chromeのキーボード操作 |
---|---|---|
リンクを開く | Enter | 同左 |
リンクを新しいタブで開く※1 | Ctrl + Enter | 同左 |
ページの終端へ移動 | End 、Ctrl + ↓ | End |
ページの先頭へ移動 | Home 、Ctrl + ↑ | Home |
画面を下へスクロール(ページ) | Page Down、Space | 同左 |
画面を上へスクロール(ページ) | Page Up、Shift + Space | 同左 |
画面を下へスクロール(行) | ↓ | 同左 |
画面を上へスクロール(行) | ↑ | 同左 |
戻る | Alt+ ← 、 |
同左 |
進む | Alt+ → 、 |
同左 |
タブをとじる | Ctrl + F4、Ctrl + W | 同左 |
タブを復元 | Ctrl + Shift + T | 同左 |
他のタブをとじる | なし | なし |
アドレスバーへ移動※3 | F6 | Ctrl + L |
ページ内検索 | F3 、Ctrl + F | 同左 |
ページ内検索※3 | / | なし |
ページ内リンク検索※3 | ` (シングルクォート) | なし |
※1 Ctrl + 左クリックでも可能3
※2 Firefox V.87で削除(設定すれば使用可能)4
※3 キーボード操作でブラウジングするようになって使うようになりました。
今は、キーボード操作でブラウジングするように気を付けています。
キーボード操作でブラウジングしていると画面スクロールの Space
、 Shift + Space
が便利に感じてきます。
ポンと押せば、パッと変わる。そんな感じです。いい感じです。
マウスのホイールをクリクリしてもスクロールできますが、いつか人差し指もばね指になるような気がしてしまいます。
□リンクを(新しいタブで)開く
マウスジェスチャーで最も多く使用していた操作は、リンクを開くとリンクを新しいタブで開くです。この操作をキーボード操作にしようとすると曲者です。
リンクにフォーカスがあれば、Enter
または Ctrl + Enter
でリンクを開けます。
リンクにフォーカスを移動するには、 TAB
または Shift + TAB
で可能です。
しかし、 SPACE
で表示しているページをスクロールした後に TAB
でフォーカス位置を変えようとするとスクロールが戻ってしまいます。目の前にあったリンクが消えてしまいます。
困ったものです。
Firefoxの場合、リンクにアルファベットを割り当ててアルファベットを入力することでリンク先に移動するアドオンがあります。
これを使えば目の前にあるリンクに飛べます。
でも、いろいろなことがアルファベットを入力することでできてしまい、思わぬ動作をさせるようで、使っていません。
当面は、Ctrl + 左クリックにします。
片手でできないのがちょっと不満ですが。
□究極?の選択
お金をかける必要がありますが、次のような方法もあります。
ちょっと、唐突でした。
■さいごに
私のばね指の症状は、中指の曲げ伸ばしの時にかくんっと引っかかるのが一番の症状です。
ひどい痛みなどはありません。なので、少し気長に構えています。
今のところ、元通りにはなっていません。
ばね指の対処方法
- 病院から頂いた抗炎症剤(炎症を抑える)
- 固定器具(指を使わないために)
- ストレッチ(指の硬化防止)
- マウスジェスチャーを止める(習慣の改善)
結局、どの対処が良いのかはっきりしていません。
それぞれに少しは効果があるように思いました。
しかし、これという決め手はないようです。
それでも、マウスジェスチャーを止めたのは効果があるような気がしています。
それに続けられます。
気長に様子を見てみます。
変化があればお知らせしていきたいと思います。
□新しい記事
こちらでその後の経過をお知らせしています。
追加:2021-08-18
■参考
- 医療機関:【ばね指のストレッチ】 | なかにし整形外科|リハビリテーション科・リウマチ科|三重県伊勢市
- 医療機関:腱鞘炎 (けんしょうえん) | 社会福祉法人 恩賜財団 済生会
- Firefoxヘルプ:Firefox のキーボードショートカット | Firefox ヘルプ
- Chromeヘルプ:Chrome のキーボード ショートカット - パソコン - Google Chrome ヘルプ
投稿:2021-04-26
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使用するにはブラウザのアドオンが必要です。私の場合、ブラウザはFirefoxをアドオンはGesturefyを使用しています↩
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Firefox Ver.87で削除されました。設定で有効にすることも可能です。「Firefox 87」正式版リリース、バックスペースキーで「戻る」機能が無効化される - GIGAZINE↩