メルセデス・ベンツの中古車を購入して早や半年。
運転していて疲れないと言われるメルセデス・ベンツですが、
クルーズコントロールを使うと更に疲れにくくなります。
この機能のない車には乗れないと思えるくらい。
使い方のコツを紹介します。
【クルーズコントロール】
自動車の運転支援機能にアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)があります。
日本語では、「定速走行・車間距離制御装置」。
メルセデス・ベンツ(以下メルセデス)車ではアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックと呼ばれ、搭載されています。
一定速度で走行するだけでなく、車間距離を速度に応じて保ちアクセル操作とブレーキ操作も自動で行ってくれます。
【日本車はACCを高速道路でしか使えない】
メルセデスを買う前に日本車も検討しました。
2023年に試乗した日本車は、ACCが搭載されていても高速道路でしか使えませんでした。
試乗は一般道だったので機能を試すことはできませんでした。
全ての日本車が同じなのかは分かりませんが。
【メルセデス車ならACCを一般道でも使える】
メルセデスの場合、一般道でもACCを使用できます。
条件は速度が20km/h以上だけです。
試乗したときも使わせてもらいました。
【クルーズコントロールの何がいいのか】
とにかく、アクセルとブレーキを必要最小限しか踏まないとこんなに運転が楽なのかと思います。
メルセデスを購入して半年以上経ち、本当に実感しています。
具体的にはどんな運転になるのか。
信号待ちなどの場合、前車が止まれば自車も止まります。
前車が動き出せば自動的(条件あり)に追従します。
止まるまでも、止まっている間もブレーキを踏む必要はありません。
つまり、走っている間、アクセルもブレーキもほとんど踏まずに走行できるのです。
もちろん、ブレーキを掛けることもあります。
前に車がいなくて信号待ちになった時、
左折、右折をする時、
危険を察知した時、
などです。
メルセデスのACCはブレーキを掛けると解除されます。
ですが、再設定すれば元の設定速度で走行します。
停止中に再設定すれば、アクセルを軽く踏むだけで再開します。
運転が楽だと感じるのは、アクセルやブレーキを踏まなくていいことだけではなく、
前の車にぶつからないという安心感が精神的な疲れを大きく軽減してくれているのだと思います。
そんなメルセデスのACCですが、得意なこと、不得意なことがあります。
私なりの使い方のコツを紹介します。
【再発進の手助け】
メルセデスのACCは車が止まっても30秒以内なら自動で再発進します。
条件により再発進しない時もありますが、その時もちょっとした操作で発進させることができます。
- アイコンが点滅中に前車が発進(停止後30秒以内)

自動的に発進して追従 - アイコンが点灯中に前車が発進
アクセルを軽く踏んで離すと発進して追従- アイコンが点灯するのは停止後30秒を超えた場合と
- 道路が狭い時などは点滅せず点灯したままの場合があります
- 停止時にブレーキを踏むなどしてACCを解除した場合
停止中にACCを再設定しておくと上記のアクセル操作で再開します
このアクセルを軽く踏んで離す操作でACCが再開されるのが分かると断然ACCが使いやすくなります。
メルセデスにはアイドリングストップ(ECOスタートストップ)機能が付いていてデフォルトはオンです。
前車が発進すると停止中に止まっていたエンジンがスタートするので気が付きます。
アイコンが点灯している、つまり動き出さない、ならこのタイミングでアクセル操作をします。
ほとんどロスなく前車に追従できます。
【ACCの解除/再設定】
交通状況によりACCを解除したほうが良い場合があります。
- ACCの解除:キャンセル(CNCL)スイッチを押すか、ブレーキ操作
ブレーキを踏むにはまだ早いけど減速したい時に解除します- 信号待ち(前に車がいない時)
- 右左折する時
- ACCの再設定:RESスイッチを押す
- ブレーキを踏んでいる間は効きません
ブレーキを踏んで停止した場合、停止後に再設定できます
- ブレーキを踏んでいる間は効きません
【使い出がある道】
ACCは使った方が運転が楽だし燃費もいいです。
次のような状況だと更に便利さを感じられると思います。
- 道なりに進める道
左折、右折がなく急なカーブがない道はずっとACCを効かせて走れます - 長い下り坂
アクセルを離してエンジンブレーキで下ることもできますが、スピードが出てしまうこともあります
ACCであればスピードが出すぎてしまうことなく、ブレーキも使わず下れます - 前に車がいれば曲がりくねった道でも
曲がりくねった道でのACCの使用は推奨されていません
カーブで減速して直線で加速することを繰り返すので一定速度で走れないためだと思います
前に車がいると前の車の速度に合わせるのでカーブで減速されます
前に車がいない時はカーブでスピードが出すぎてしまうので注意が必要です - 渋滞している道
マニュアルでは非推奨ですが、とても楽です 1
【苦手な道】
ブレーキを掛ける状況になる場合はACCに不向きです。
- 前に車がいない曲がりくねった道
カーブでは速度を落とさないと安全に曲がれません
ACCが効いているとカーブでも設定された速度を維持しようとします
速度が出すぎるのでブレーキを踏むことになりACCが解除されます - 左折、右折
そもそもブレーキを掛けるし20km/h以下なのでACCが効きません
【気を付けたいケース】
気を付けたいケースがあります。事前に知っておくとよいと思います。
- 右左折車線への車線変更
ACCがオンのまま右折または左折車線に入り、それまで前に車がいたのに右折または左折車線に入ったことで前に車がいなくなると急に加速します
ちょっと怖いくらいです
右左折する場合はACCを解除して交差点に入るのが安全です - かなり先で停止している車への接近
自動でちゃんと止まります
ですが、かなりのスピードで接近して、急ブレーキで止まるかんじになります
本当に止まれるのか心配になりついブレーキを踏んでしまうくらいです
この場合もACCを解除するのが安全です
※ただし解除したのを忘れて止まるはずと思いこまないよう注意が必要です
実際にはアクティブブレーキアシスト機能が働いて自動ブレーキが作動するのでぶつからないはずですが
【クルーズコントロール基本操作】
ステアリング右にあるクルーズコントロール用スイッチの使い方をまとめておきます。
- ACC動作前:アイコンが白色
- 現在の速度に設定:SET+を軽く押す
- 制限速度に設定 :RESを押す 2
- ACC動作中:アイコンが緑色
- 設定速度の上げ下げ
- 1km/hずつ :SET+, SET-を軽く押す
- 10km/hずつ:SET+, SET-を強く押す
- 制限速度に設定:RESを2回押す
- 設定速度の上げ下げ
- ACC解除
- ブレーキを踏む
- キャンセル(CNCL)を押す
【取扱説明書の注意書】
取扱説明書には以下の状況下ではクルーズコントロールを使用しないよう記述があります。
こちらに従ってクルーズコントロールを利用しましょう
- 頻繁に速度を変える必要がある交通状況
- 交通渋滞
- 曲がりくねった道
- 滑りやすい道路
- 視界が悪い場合
【高速道路での車線変更】
メルセデス車には、アクティブレーンチェンジングアシストという車線変更を支援してくれる機能があります。
ACCが機能している状態でも使うことができます。
高速道路でしか使えませんが、方向指示器レバーを軽く操作することで機能します。
高速道路での追い越しの時、自分でも安全確認していますが、車も安全を確認したから車線変更してくれていると思うと、安心して車線変更ができます。
もし追い越すのに速度が足らなかったら、アクセルを踏むことで加速できます。
その場合、ACCの設定速度は変わらないので、追い越した後でアクセルを離せば設定速度で走り続けます。
私の場合、ACCの設定速度を上げ下げしてしまうことが多いですが。
◆さいごに
車の買い替え時、長距離を楽に運転できる車を望んでいたのでACCは必須でした。
メルセデス車を取得して、ACCを使うようになって、明らかに運転がおとなしくなりました。
以前は前に車がいるのがあまり好きではありませんでした。
今はいてくれた方がいいと思うほどです。
ACCで流れに合わせて走るのがとても楽です。
ACCを前の車より少し速い速度に設定しておくとずっとついていってくれます。
長距離と言えば高速道路ですが、一般道でもACCの使用は便利です。
どちらかというと一般道での使用の方が快適に感じるくらいです。
道なりに走れる道ならば快適そのものです。
最後にちょっとだけ不満を。
メルセデスのナビが示すルートはやたらと曲がります。
そもそも狭い道も走りたくないし、ACCを使うのでできるだけ曲がりたくありません。
それらを考慮したルートを選んでくれるといいなと思います。
◇ご注意
本記事は私が所有しているメルセデス・ベンツ車の動作を基に記述しています。
車種を明記しませんが、2020年12月登録のMBUX NTG6搭載車です。